問答とは

真っ黒に日焼けするまで遊ぶのに、腕白坊主 とは、これいかに

奈良だからか、たいこ(太鼓・太古)が良い のごとし

滋賀だから、びわ(枇杷・琵琶)が良い のごとし

若い人が使っても都市(年齢)銀行 のごとし

大人なのに店子1月18日 のごとし

子供なのに大人しいというが如し のごとし

林さんが食べても盛り(森)合わせ料理 とは、これいかに

大人が迎えても「少年(正念)場」 のごとし

1万歩以上歩いても散歩三歩 のごとし

京都だからか、こと(琴・古都)が良い のごとし

カタギでも薬剤師ヤクザ医師 のごとし

子供なのに大人しくする のごとし

花屋でなくともバラ(薔薇)売りをする のごとし

森さんが食べてもハヤシ(林)ライスとはこれ如何に? のごとし

大人なのに迷子 のごとし


赤い花でも葵(青い)とはいかに   
見る物だに菊(聞く)というが如し
悪場所をさして吉原とはいかに   
濁りたるも隅(澄)田川というが如し
雨傘を唐(空)傘とはいかに   
一度着ても三度笠というが如し
雨具でもないのに美濃(簑)とはいかに
舟の具でもないのに甲斐(櫂)というが如し
着物でもないのに煙管(キセル)とはいかに  
葉のないものを煙草(多葉粉)というがごとし
芸人にあらずして侯爵(講釈)とはいかに   
勝手道具にあらずして子爵(柄杓)というが如し
米を炊きながら飯を炊くとはいかに   
水をわかしながら湯をわかすといえるが如し
商家でもないのに質(七)屋とはいかに    
一人住んでも住(十)人というが如し
土に生じて蚕(空)豆とはいかに   
天にあらわれて帚星というがごとし
鳥でもないものを夜鷹とはいかに   
洗う物を束子(たわし)(鷲)というが如し
古き橋を新橋とはいかに   
下谷(したや)にあっても上野というが如し
【注】上野は,もと下谷区
枕にもならぬものを枕草子とはいかに 
編み目もなくして御簾(みす)紙というがごとし
【注】すだれ()の高級なものを御簾という。御簾紙は奈良県吉野に産する上等の薄紙。
見て楽しむ物を菊(聞く)とはいかに       
飲むものでも聞き酒(利き酒)というが如し
やかましい嬶(かかあ)を山の神とはいかに   
飯炊(ままたき)の女子衆(おなごしゅ)を菩薩というが如し
【注】菩薩=朝鮮語から来て,米の異称。さらに飯炊き女のこと。
山ばかりだに山梨(山無し)県とはいかに   
木も沢山あるに畿内(木無い)というが如し
陸軍大将の細君がのんでも中将湯(ちゅうじょうとう)とはこれいかに 
継母がのんでも實母散(じつぼさん)というがごとし
【注】中将湯・實母散ともに婦人薬。中将湯は津村順天堂(現ツムラ)の礎を築いた薬。實母散は一般名で,多くの種類が売り出されていた。

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