鍋奉行とは

Ⅰ.時の話題「あなたは何役?鍋奉行・灰汁(アク)代官・待ち娘・・・」

鍋のおいしい季節となりました。家族や仲間たち大勢で食する鍋は、そのおいしさだけでなく、わいわいと鍋を囲む雰囲気も味わい深く楽しいものです。
こんな時、時代劇の役になぞらえて様々な役割の人物が登場します。
さて、あなたは何役ですか?
●鍋奉行
鍋を仕切る人。自分で全て作ってしまうタイプと、材料を入れる順番やタイミングを指示したり、はやく食べるよう促したりするタイプに分かれるようです。
●灰汁(アク)代官
悪代官をもじった言葉。食材から出る灰汁(アク)をひたすら取り続ける人。
鍋奉行の女房役で、気が利く人が多いようです。出汁までとり過ぎないように注意しましょう。
●待ち娘
町娘をもじった言葉。何もしないでただ座って待ち、出来た鍋を食べる女性。
たまには灰汁(アク)代官のお手伝いをするとポイントがアップしますよ。
●火消し
鍋の火加減を強くしたり、弱くしたり調整します。この絶妙な火加減が、最後まで鍋をおいしくいただけるかどうかを左右する重要な役割です。
 
●味見屋
悪代官にすり寄る悪商人越後屋をイメージした名前。悪役ではありません。
鍋の味を最終確認し、鍋に「箸(はし)をつけてよし」のOKを出します。鍋奉行と兼任されている方が多いようです。
●勘定奉行
最後のお会計はこの人にお任せしておけば、うまく計算して配分してくれます。こんな時、そっと帰る「忍者」がいないか注意しましょう。
今年の「鍋」では、新たな役者が登場するかもしれません。時代劇の役者気分で参加したり、周りを観察したりするのも楽しいかもしれません。
寒さが厳しくなるこれからの季節。温かい鍋を囲み心も体も温めてみてはいかがでしょうか。
・・・ちなみに、私はこの分類で言うと、火消し役のようです(笑)





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